2010年3月8日月曜日

私の最近のテーマ











 5,6年前から強く意識し始めた定年でした。そして思いは、現役時代から描いていて出来なかったこと、例えば解析学や統計学の独創的な自習教材の作成です。平面や立体図形による説明を多く取り入れるなら、図形のイメージを描ける人には極めて直視的で分かりやすい教材となる筈です。また、趣味の尺八演奏の猛特訓や、ポピュラー音楽の尺八譜による採譜、あるいは自前のホームページの作成、別荘での長期滞在など、これらは定年後に直ぐ実行できると思ってきました。
 しかし、定年間際は結構忙しかったのです。今年度を含めてあと3年は非常勤講師として教鞭を執りますが、授業は僅か週2,3回程度になりました。その分、買い物の手伝いや愛犬の散歩など、家庭サービスに時間を取られ、またなんと私の息子が二人とも、私の定年直後の年に結婚式を挙げたのです。お陰様で、夢に描いていたことの準備は滞り、また定年の感傷にひたる暇はありませんでした。何度も送別会を開いて頂いた大学、卒業生、後援会の皆々様、粗大ゴミ扱いをしないで私をこき使う家内や、親孝行の息子達に、大いに感謝しているところです。
 新しい生活の中で時間をもてあましている訳でもないのに、愛犬をモデルに、ピーターラビットのような漫画を描いてみたいとの、新たなテーマが沸いてきました。愛犬と接する時間が長くなり、より愛着がわいてきたのでしょう。そして愛犬のデッサンを少し始めました。また、我が家の近所に指導付きで貸し農園をしている農家があり、近々そこに参加する積もりでおります。勿論これまでに描いていたテーマをやめている訳ではなく、それなりにゆっくりと進んではいるのです。次々としたいことが出てくることが、健康の一つの指標だと思っています。

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